ドラマセラピーについて1: ドラマの力に気付いたきっかけ



「ドラマセラピーってなんですか?

「なんでドラマセラピーを勉強しにアメリカに行こうと思ったんですか?」

ドラマセラピーという言葉、まだ日本では知られていないかもしれませんね。

「なんだろう?」と不思議に思う方、たくさんいると思います。

私もね、この言葉に出会ったのは6~7年くらい前です。

公認ドラマセラピストも、まだ日本には数名しかいません。

だから不思議に思う人の気持ち、よーく分かります!

「ドラマ」と「セラピー」が、どう関係するのか?

私がそこに辿り着くきっかけとなったエピソード、今日は書いてみますね。


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私は今から7年くらい前まで(20年以上にわたり)英語教師でした。

自宅のサロンや区民ホールなどで、子供から大人までに英語指導をしていたんです。

2011年には既にプロとしてリーディング・セッションも行っていたので、2つの仕事を掛け持ちしながらの毎日でした。

ある年、小学校で英語を教えてもらえないかという依頼を受けて、地元の小学校5年生&6年生(約320人くらい)を指導することになったんですね。

毎日、授業やセッションでパンパンだったので、自分にできるんだろうかと思いましたが、胸の奥からワクワクした思いが湧き上がってきて、、、

「はい、やってみます!」

気づいたら、そう返事をしていました(^^;)

小学校での私の設定は「英語しか話せないナオミ先生」です(ははは!)

ある日、職員室でのこと。

5年生の担任の先生から「ナオミ先生の英語授業の時は、まるで別人みたいになっちゃう子たちがいるんですよ。不思議です。」と話しかけられたんですね。

すると、他の先生たちも「うちのクラスにもいます。」と口々に!

どういう意味で別人なんだろう?と思って先生方に聞いてみると、、、

「うちのクラスのKちゃん。あの子は低学年の時に強烈なイジメにあって、ここに転校してきたんです。
この2年間、殆ど口をきかずに学校では黙ったままだったんですよ。
でも英語の授業の時は、クラスメイトとも話をするし、発表だって堂々としているでしょう?英語が好きなのかな?あの変わりぶりはすごいなと思うんです。」

「うちのクラスのMは発達障害で、じっとしていることも、授業に集中していることも難しい子なんですが、英語の時は普通に楽しそうにみんなとやってるなぁと思って。今日は、自分から手を上げてデモンストレーションしていましたよね。
驚きました。」

この話を聞いて、一番驚いたのは私です!

びっくり!!

私にとってKちゃんは、気持ちを察するのも、コミュニケーションも上手な、とてもスマートな女の子でした。

私にとってMくんは、とっても明るくて積極的で協力的な男の子でした。

「こんなに楽しそうにクラスで笑っている子供の顔を見るのは久しぶりです。先生、ありがとうございます。」

後日、参観にみえた保護者の方からもそう言われましたが、こちらの方が恐縮してしまったくらい。

「私は何にもしていないのに、、、」

そう思っていました。

何が彼らを変えたのか最初は分からなかったんですね。

「一体、今彼らの中に何が起こっているんだろう?」

ずっとそんな質問を胸の中で繰り返す日々を過ごしていたんです。


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ある6年生のクラスには、Yちゃんと呼ばれている男の子がいました。

クラスの子がその子を「Yちゃん」と呼ぶ響きの中に、ちょっとした微妙な哀れみがあるのは気づいていました。

Yちゃんは英語の授業の間は、一番前の席なのに下を向いてたまま。

体を小さく丸めて小学校低学年の漢字の練習をしていたり、算数のプリントをやっていたり、、、

担任の先生は「いいんです、気にしないでくださいね。」と私に短く言っただけで、特にYちゃんの詳細については教えてくれませんでした。

私には他にもYちゃんに関する情報がいくつか降りてきましたが、そっと彼をそのままにしていることにしました。

なぜなら、Yちゃんはそうしていることで自分で自分を守っているのも分かったからです。


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ある日のこと。

自己表現スピーチの発表を、はじめて行った時のことです。

タイトルは「大好きなおやつ」
この1ヶ月ちょっと、ABCから始まって、ようやく短いスピーチができるまで皆がんばってきたんです。

自分が描いた「My favorite snacks」の絵を持ちながら、全員が立派にDone!!
担任の先生と二人で、拍手しながら「Great! 」と叫んでいると、、、

Yちゃんが、ゆらゆらっと席から立ち上がりました。

Hi! My name is Y.
I am in the 6th grade.
I am 11 years old.
My favorite snack is chocolate.
Thank you!

下を向いたまま一気に話すと、そのままストンと椅子に座りました。

手には、くしゃくしゃになった紙。

計算用紙の裏に、四角いチョコレートの絵が書いてあるのが見えました。

クラス全員がシーンと静かになり、、、
それから、割れるような拍手!

クラス中がYちゃんを讃え、何人かがYちゃんの元に駆け寄り抱きつきました。

担任の先生は、声を失ったまま泣いていました。

手が真っ赤になるくらい拍手しながら、私は心の中で叫び続けていました。

「やったね!すごいよ、君はすごいよ!!!」

Yeah!!!
You did it!!!
You did it!!!

Yちゃんの英語は完璧でした。
スピーチの順番も、発音も。

そうです。
Yちゃんは、実は聞いていたんです。
授業を全部。

そしてクラスの全員のスピーチが終わった後に、決心して立ち上がったんです。
誰かに促されたわけでなく、Yちゃんは自分で決めて立ち上がったんです。

どんなに勇気がいったことでしょう。
どんなにドキドキしたでしょう。

「何が子供達を変えさせたんだろう?」
「何で子供たちは変わることができたんだろう?」

私は考えに考え続けました。

そして、ようやく気づいたのは、、、

「子供達は、英語の授業の中で”別人”に変身することができるんだ」ということ!


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日本人にとって、英語を話すことは非日常のこと。
英語を話す自分は、普通とは違う自分です。

英語は自分というアイデンティティとの間に距離を生むんです。
さらに、英語で会話する時間は日常生活との間に距離を作り出します。

こうしてWで作り出される”距離”によって、彼らは自分を別人にすることが可能になります。

「人と話すのがこわい日本人のKちゃん」じゃなくて「ポップミュージックが好きで社交的なKait」。

「問題児みたいにみられているM」じゃなくて「アメリカ人で、クラスの人気者の Mike 」

「いつも皆より遅れているYちゃん」じゃなくて「皆んなと同じように何だってできるY 」

英語の時間は、彼らにとって「別人になることができる時間」!

これって、、、

英語の力というよりは、むしろドラマの力だ!

さらに突っ込んで考えていけば、、、

「ドラマによって別人になったようでいて、その別人は本人の中に元々あったものなんじゃない?」

そこまで辿り着いた時、ハッとしました。

そうか、きっとそうだ。

ドラマ(演劇)は、人の可能性を開き、人を解放する手段として使える力を持っているんだ。

つまり、ドラマは本人の中にある「眠っている側面」を引き出すパワーを秘めているものなんだ。

「ドラマとセラピーを組み合わせれば、私たちは変わっていける」

これがドラマとセラピーの関係性に気がついた大きなきっかけです。

まだまだ続くのですが、長くなりすぎてしまったので今日はここまで(^^)



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by Felicia4u | 2018-06-15 13:54 | ドラマセラピー
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